フルタイムで仕事しながら、子育てしながら、毎日ご飯作りをするには効率が大事です。週末まとめ買いにすれば、買い物にかける時間もお金も節約できるけど、前もって献立立てて作るのは大変って思いますか？ 私は結婚してから約３０年、ずっとまとめ買いでやりくりしています。始めた理由はすごく単純で、自分は運転出来ないので主人がいる週末に重いものをまとめて買いたかっただけです。途中で、どうしても足りないものだけ買うこともありましたが、面倒なのでだんだんしなくなりました。仕事終わりに子ども達を連れて買い物するしんどさを考えると、あるものでどうにかするほうが楽ですから。自分も仕事でへとへとなので、早く帰って、早くご飯食べさせることに集中するという判断でした。
乾物などを活用すると、生の野菜にはない栄養素が取れることと、生野菜が足りないときのピンチを救ってくれることも分かってきたので、乾物や缶詰は今も常備しています。乾物の保存には、冷凍庫とガラスの空き瓶を活用すると、気軽に料理に使えて便利です。
乾物は冷凍庫保管か、ガラスの瓶に小出しにしてすぐ調理に使う
我が家でヘビロテしている乾物です。左は「乾燥きくらげ」、その隣は、「薄切りの乾燥しいたけ」、「乾燥わかめ」です。どれも、お味噌汁やスープにそのまま入れます。ストックは袋にいれたままクリップ止めですが、毎回の調理のたびにクリップで止めるのが面倒で、空き瓶に小出しにして使います。断然、調理スピードが違います。
同じく、煮物に使う「乾燥しいたけ」や、豚汁や味噌汁にいれる「乾燥ごぼう」も瓶詰めに。気のせいかと思ったのですが、袋でクリップ止めにしていた頃より、瓶に小出しにしているほうが使用頻度が上がりました。
お弁当作りでよく使う「はるさめ」。お味噌汁やお鍋、煮物に使う「こんぶ」もタッパーに入れてすぐに使えるように。お弁当のおかずで、お肉と野菜の炒め物を作っていて、思ったより水分出てしまったときには、乾燥したままのはるさめをほぐしながら加えて水分を吸わせて、液だれ防止と美味しい汁を吸わせて一石二鳥。
左： お味噌汁に使う、お気に入りの出汁のもと。毎日のように使うので、タッパーに入れ定位置に。
右： 小出しした乾物のストックやその他の乾燥品は、一箇所にまとめて保管。
乾物と缶詰めは、災害対策のローリング・ストックの役割としての期待も
これら乾物の優れているところは、軽くて長持ちすること。毎週の買い物とは別にストックするので、食材が足りないときには大活躍するものばかり。
私としては、災害時対応のローリング・ストックとしても意識しています。実際、阪神大震災のときには、家にあった乾物や缶詰めは本当に助かりました。注意することは、デッドストックにならないように、小まめに使えるものだけに絞ること。自分の実力以上のものは結局使わず、無駄になるだけです。
左の写真： 一番良く使うものを集めた食品庫の中です。タッパーの奥はそのストックを保管中。効率よく料理するには、基本的な食材の保管場所は固定することです。
✓１段め：（左から）こんぶ、だしパックのタッパー、さとう、お塩
✓２段め：（左から）かつお節パック、顆粒だしの、はるさめ、干ししいたけのタッパー
✓３段め：乾燥しょうが粉のタッパー、小出しにした瓶（しいたけ、ごぼう、きくらげ、わかめ）
右の写真： 缶詰め、豆類のストック。自分が確実に使うものだけをここに入る分量だけをストックする（総量規制）。
豆類は、まとめて茹でて、その時に使う分以外は冷凍保存します。スープやお味噌汁に凍ったまま入れて温めれば、簡単に植物性タンパク質を食事に追加出来ます。
粉類の保管も同様です。基本的にはよく使うものだけを、定位置を決めてストックしておきます（週末のまとめ買いで補充）。
大事なポイントは、それぞれの定位置に入る分だけに総量規制すること。更に、新しいものを入れるときには、賞味期限をチェックして、先に食べるべきものを手前におくなどの最低限の管理をすることです。
料理を楽にするためには、調味料を上質にすることが一番の早道です
効率よく調理して、確実に美味しいものを作るのに最も大事なポイントは、調味料にお金をかけることです。例えば、基本の調味料は良いものを吟味して選びます：
お塩、お砂糖、料理酒（飲んで美味しい日本酒）、本みりん、お醤油、
酢、オイスターソース、油、ポン酢、焼肉のたれ、だししょうゆ、香辛料など。
片栗粉、小麦粉、はちみつ、ジャム、マヨネーズ、ケチャップ、梅干しなど。
添加物もチェックして、減塩やカロリーオフ等のものは選びません。減塩などの代わりに、別の添加物などが多く含まれるのは本末転倒なので。
よく使うものは、調味料も１本はストックしてもよいことにしています。週末まとめ買いが前提なので。
コメント